江別市

炭鉄港ストーリー
炭鉄港の発展を下支えしたと言っても過言ではない江別の煉瓦産業は、1891(明治24)年に始まったとされています。江別における煉瓦産業が本格化するのは、1898(明治31)年に北海道炭礦鉄道株式会社が江別村字野幌に煉瓦工場を設置して以降のことです。その二年後には、北炭とともに江別の煉瓦産業を牽引することとなる、舘脇煉瓦工場が設けられ、野幌地区は、道内随一の煉瓦生産地へと発展していきました。こうした発展の要因は、煉瓦の原料となる粘土が豊富に埋蔵していること、土取り場、干場、全長40m超えの両登り窯を数基設けられる平坦で広大な敷地を確保しやすかったこと、窯焚きの燃料となる薪と石炭の供給地が近かったこと、そして、煉瓦を多用する札幌、小樽のほか、炭鉱街が近かったことなどの好条件が揃っていたことがあげられます。北炭野幌煉瓦工場で生産された煉瓦は、同社系列の炭鉱施設はもとより、王子製紙苫小牧工場、追分コークス工場、日本製鋼所室蘭工場等、近代北海道の礎を築いた施設に供給され、まさに炭鉄港の縁の下の力持ちとして、その地位を確固たるものとしたのです。また、江別は、鉄道、石炭のまちという側面も持ち合わせています。北海道炭礦汽船株式会社の鉄道事業であった夕張鉄道株式会社は、北炭経営の炭鉱からの石炭搬出、事業材料など物資輸送の増強を目的に設立され、その鉄路の始発駅は野幌だったのです。夕張鉄道の始発駅・野幌は、本道鉄道史、近代産業史を語るうえで重要な位置にあることから、市民有志により、かつての炭鉱で活躍した蒸気機関車群が保存され、文化観光資源として活用し、石炭・煉瓦産業を鉄道史の側面から語り継ごうという機運が盛り上がってきています。
炭鉄港の発展を下支えしたと言っても過言ではない江別の煉瓦産業は、1891(明治24)年に始まったとされています。江別における煉瓦産業が本格化するのは、1898(明治31)年に北海道炭礦鉄道株式会社が江別村字野幌に煉瓦工場を設置して以降のことです。その二年後には、北炭とともに江別の煉瓦産業を牽引することとなる、舘脇煉瓦工場が設けられ、野幌地区は、道内随一の煉瓦生産地へと発展していきました。こうした発展の要因は、煉瓦の原料となる粘土が豊富に埋蔵していること、土取り場、干場、全長40m超えの両登り窯を数基設けられる平坦で広大な敷地を確保しやすかったこと、窯焚きの燃料となる薪と石炭の供給地が近かったこと、そして、煉瓦を多用する札幌、小樽のほか、炭鉱街が近かったことなどの好条件が揃っていたことがあげられます。北炭野幌煉瓦工場で生産された煉瓦は、同社系列の炭鉱施設はもとより、王子製紙苫小牧工場、追分コークス工場、日本製鋼所室蘭工場等、近代北海道の礎を築いた施設に供給され、まさに炭鉄港の縁の下の力持ちとして、その地位を確固たるものとしたのです。また、江別は、鉄道、石炭のまちという側面も持ち合わせています。北海道炭礦汽船株式会社の鉄道事業であった夕張鉄道株式会社は、北炭経営の炭鉱からの石炭搬出、事業材料など物資輸送の増強を目的に設立され、その鉄路の始発駅は野幌だったのです。夕張鉄道の始発駅・野幌は、本道鉄道史、近代産業史を語るうえで重要な位置にあることから、市民有志により、かつての炭鉱で活躍した蒸気機関車群が保存され、文化観光資源として活用し、石炭・煉瓦産業を鉄道史の側面から語り継ごうという機運が盛り上がってきています。
空から見た江別市
地図の中の構成文化財をクリックすると詳細ページへ移動します。
スマートフォンで閲覧の方はピンチアウトで拡大してご覧ください。
観光・飲食情報
観 光

ЁBRI
赤煉瓦製造業発展の歩みを物語るれんが造りの美しい商業施設です。2023年8月にはリニューアルされ、新たにワインショップ・飲食店が参入しています!さらに、「こだわりフードとくらしのもの」をコンセプトにしたЁBRI STOREもオープンしました!(2016年、江別市第18回都市景観賞建造物部門を受賞。2019年、国の登録有形文化財として登録。2024年、グッドデザイン賞受賞。)
所 在 地 | 江別市東野幌町3-3 |
入 館 料 | 無料 |
開館時間 | 10:00~19:00 |
休 館 日 | 年末年始 |
電話番号 | 011-398-9570 |
観 光

江別市旧町村農場
1928(昭和3)年に開設され、近代化産業遺産に認定されています。建築から90年以上が経過し、施設の老朽化が問題になっていました。緑豊かで歴史的な施設を、世代や目的に関わらず立ち寄ることができる場所にするため、2024(令和6)年6月にリニューアルオープンしました。江別の特産品の他、コーヒーやソフトクリームなどを販売するSaLooN Machimuraも誕生しました。
所 在 地 | 江別市いずみ野25番地の1 |
入 館 料 | 無料 |
開館時間 | 9:00~17:00 |
休 館 日 | 毎週月曜日 (祝休日の場合は直後の平日) 年末年始 (12月29日~1月3日) ※第一牛舎・製酪室 (11月24日~4月28日) |
電話番号 | 011-807-8156 |
自 然

道立自然公園野幌森林公園
2,053ヘクタールもの広さを誇り、大都市近郊の平地林として国内では貴重な存在で、昔から手厚く保護されてきたため、今日でも原始林の面影を残しています。約130種類の自生の樹林に加え、林業試験の見本林として植えられた40種類の樹木、約150種類の野鳥、約1,300種の昆虫が確認されています。冬は歩くスキーなどを楽しむこともできます。
所 在 地 | 江別市西野幌685番1 (自然ふれあい交流館) |
入 館 料 | 無料(自然ふれあい交流館) |
開館時間 | 5月~9月 9:00~17:00 10月~4月 9:30~16:30 (自然ふれあい交流館) |
休 館 日 | 毎週月曜日 (祝日、振替休日の場合は開館) 年末年始 (12月29日~1月3日) (自然ふれあい交流館) |
電話番号 | 011-386-5832 (自然ふれあい交流館) |
観 光

江別市セラミックアートセンター
緑豊かな野幌原始林に隣接する江別市セラミックアートセンターは、四季折々の顔をみせる自然を背景に、陶芸作品とれんがの展示室、陶芸教室などを開講する工房、やきものに関する書籍を閲覧できる図書室などを設けています。「観る」「創る」「集う」をコンセプトに、北海道のやきもの文化を創造していこうとする施設です。
所 在 地 | 江別市西野幌114番地の5 |
入 館 料 | 高校生以上/300円(240円) 小・中学生 /150円(120円) ( )内は20名以上の団体料金 身障者手帳をお持ちの方は無料です。 ※平成16年10月1日より 満65歳以上の方も 有料となっています。 |
開館時間 | 9:30~17:00(最終入場は16:30) |
休 館 日 | 月曜日(祝日を除く)、 祝日の翌日 (その日が土・日の時は火曜日) 12月29日~1月3日 |
電話番号 | 011-385-1004 |
外部サイトを別タブで開きます