ストーリーの構成文化財
港湾
- 所在地
- 小樽市
- ふりがな
- おたるこうきたぼうはてい
- 名 称
- 小樽港北防波堤

- 建造年
- 1908
- 概 要
- 1897 (明治30)年、波力公式「広井式」の考案者としても知られる小樽築港事務所初代所長の広井勇は、わが国初の本格的港湾整備となる小樽港北防波堤の建設に着手した。その構造は、投石マウンドの上にコンクリート方塊を 積み重ねた混成堤で、コンクリートブロックは水平に対し71度34分の傾斜をつけ斜めに重なり合うように積む。これにより工事中の先端ブロック脱落を防ぎ、捨石沈降に伴って隣接するブロック同士で噛み合わせが強くなり、局部的な波撃に対して応力を分散させることができる。この方塊は防波堤の延長方向に傾斜積みされていることから、「斜塊」と呼ばれた。広井は職エ・エ夫の人選に注意を払い、少数の優秀な者だけを雇って品質管理を徹底させ、頻繁に現場に赴き自らスコップを使って指導した。防波堤は打設後100年以上を経過した現在も、小樽港第一線防波堤としてその機能を果たしている。
- 指定等
- 未指定(建造物)
- 所在地
- 小樽市
- ふりがな
- ほくたんろーだーきそ
- 名 称
- 北炭ローダー基礎
- 建造年
- 1939
- 概 要
- 鉄道で運んだ石炭を船に積み込むための機械が据え付けられていた基礎、小樽港に唯一現存する石炭積み出しの痕跡。
- 指定等
- 未指定(建造物)
- 所在地
- 小樽市
- ふりがな
- いろないぎんこうがい(きゅうみついぶっさんおよびきゅうみつびししょうじおたるしてん)
- 名 称
- 色内銀行街( 旧三井物産及び旧三菱商事小樽支店)

- 建造年
- 概 要
- 日本銀行、三井銀行をはじめとする明治から昭和にかけて建設された大手銀行が建ち並び、石炭を扱った商社の支店が当時の栄華を今に伝えている。
- 指定等
- 未指定(建造物)
- 所在地
- 室蘭市
- ふりがな
- きゅうみつびしごうしがいしゃむろらんしゅっちょうじょ
- 名 称
- 旧三菱合資会社室蘭出張所

- 建造年
- 1915
- 概 要
- 1914 (大正3)年に旧三菱合資会社室蘭出張所として建築された事務所で木三菱合資会造2階建。戦時中は日本石炭(戦時国策により石炭各社を統合した統制販売会社)の事務所として使用されたが、戦後は三菱鉱業の室簡営業所として長く利用された。その後、民間企業に賃貸されていたが、老朽化により取り壊しの話が出た際に、それを回避すべく市民出資によって保存団体を立ち上げて三菱マテリアルから購入し保存の道筋をつけた。
- 指定等
- 未指定(建造物)
- 所在地
- 室蘭市
- ふりがな
- きゅうほくたんむろらんかいいんくらぶ
- 名 称
- 旧北炭室蘭海員倶楽部

- 建造年
- 1926
- 概 要
- 1926 (大正15)年に建築された北海道炭磯汽船味の海員倶楽部。山荘風の意匠が特徴。北炭の専務取締役であった井上角五郎氏の別荘があった場所に建設された。
- 指定等
- 未指定(建造物)