「酒井恒雄 輪環窯時代の記録画 ~れんが場で生きた人々~」 開催決定!

江別市セラミックアートセンターでは、令和7年6月1日(日)~令和7年8月31日(日)の期間、1993年の収蔵以来、未公開であった酒井恒雄氏の絵画を公開する展示会を開催します。

展示資料は、昭和20年代のれんが工場の様子を描いたもので、当時のれんが場で勤務していた酒井氏が臨場感溢れる筆致で書き残したものです。

描かれたれんが場の舞台は、江別のれんが産業が活況を呈していた輪環窯時代にあたり、その内容は、れんがの製造工程のみならず、れんが場で働き、暮らした工員とその家族の様子にまで至り、産業史、生活史の面からも貴重な資料です。

 輪環窯によるれんが生産が終焉してから50年が経過し、関連する遺構も現存しない現代において、酒井氏の絵画を通して当時の様子の一端を垣間見ることは、江別のれんが産業の歴史を知るうえで貴重なことであり、描かれた風景は「江別の原風景」にも通じます。

江別のれんが産業は、北海道の近代化を支え、れんが産業は、労苦を分かち合った工員とその家族によって支えられてきたという、江別のれんがとれんが職人の矜持を、現代の私たちも感じ誇りに思うことが、郷土への愛着を深める一助になります。

このため、本展では、1993年の収蔵以来、未公開であった酒井氏の絵画を展示し、多くの方々の観覧に浴することで、歴史文化遺産としての貴重性とれんが産業への理解を深めることを目的とするものです。

皆様のご来場心よりお待ちしております。

日時

令和7年6月1日(日)~8月31日(日)

午前9時~午後5時

休館日

8月11日(山の日)を除く月曜日、8月12日(火)

場所

江別市セラミックアートセンター エントランスホール2階渡り廊下

観 覧 料

無料

展示資料

酒井恒雄氏作 輪環窯時代の記録画 28点

お問合せ先

江別市セラミックアートセンター
TEL 011-385-1004

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