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北の産業革命
炭 鉄 港

北海道は、明治初期から昭和の高度成長期までの100年で、人口が100倍となる急成長を遂げました。
薩摩藩の島津斉彬が構想した「北門の鎖鑰(さやく)」、開拓使が主導した「殖産興業」、日露戦争による「新たな領土」、太平洋戦争の「国家総動員」、その後の「経済復興」と、《炭鉄港》の歴史は、時々の国の政策に沿って日本が近代国家として自立・発展する過程を一身に体現しています。
その中核となったのは石炭というエネルギーであり、そこから派生する鉄鋼・港湾・鉄道を含めて、歴史をたどるための手がかりは100㎞内外の範囲に多数存在しており、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」のサブストーリーとも言えます。
これまで100年にわたり日本で最も忠実に《近代》を実践してきた足跡を顧みることは、今後100年の日本の進路を考える上で、極めて意義深いものがあります。