「山田コレクションの世界~炭鉱鉄道の記憶を辿る」開催中!
現在、江別市セラミックアートセンターでは、令和7年3月23日(日)~5月31日(土)の期間、日本遺産「炭鉄港」構成文化財 炭鉱鉄道遺産群(山田コレクション)の一部を公開する展示会を開催しています。

山田コレクションと総括される蒸気機関車群は、北海道内の炭鉱鉄道で活躍した車両を核とするもので、北海道の近代化に寄与した、炭鉱と鉄道の歴史を今に伝える貴重な資料です。
これらの機関車が走行していたのは、三菱鉱業美唄鉄道線、三菱石炭鉱業大夕張鉄道線、北海道炭礦汽船夕張鉄道線といった炭鉱事業と密接な関係にあった路線です。
山田氏は、こうした近代北海道の歴史を伝える資料が廃鉱とともに朽ち果ててしまうことを憂うとともに、空知地域から石狩地域への石炭輸送の結節点であった“江別”こそ炭鉱鉄道車両の集結地にふさわしいと考え、私財を投じて蒐集し、その維持管理に心血を注ぎました。
現在、コレクションは日本鉄道保存協会の所有となり、同協会員と江別市在住の鉄道愛好家の尽力により手厚く保存されております。
これらのコレクションは、令和6年6月に文化庁から日本遺産「炭鉄港」の構成文化財として追加認定され、江別市の文化観光資源としてのみならず、「炭鉄港」ストーリー上も重要な資産となりました。
本展では、長らく非公開とされたコレクションの一部を公開し、多くの方々の観覧に浴することで、歴史文化遺産としての貴重性と江別における新たな観光資源としての認知度向上を図ることを目的といたします。
皆様のご来場心よりお待ちしております。
日時
~令和7年5月31日(土)まで
9時30分~17時(最終入場は16時30分まで)
休館日
5月5日(月・祝)を除く毎週月曜日・5月7日(水)
場所
江別市セラミックアートセンター エントランスホール
(〒069-0832 江別市西野幌114-5)
観覧料
無料
展示資料
山田コレクション鉄道関連資料のうち、車輛部品 計13点
お問合せ先
江別市セラミックアートセンター
TEL 011-385-1004