構成文化財

小樽市

小樽中央市場

おたるちゅうおういちば

戦後から昭和40年代にかけて、小樽駅のコンコースは早朝から仕入れた鮮魚や野菜などの生鮮食料品、生活雑貨等をブリキ缶に入れて背負った行商人、通称「ガンガン部隊」でごった返していた。戦後の流通が混乱した時代には行商人たちが内陸部の食料流通に大きな役割を果たしており、ガンガン部隊は鉄道に乗って小樽から空知の産炭地に向かい、新鮮な食材をもたらした。ガンガン部隊の全盛期には、国鉄は一般客とのトラブルを避けるため、専用車両「行商指定車」を設けたほどであった。当時、小樽の市場はガンガン部隊の商品供給基地であり、小樽中央市場はその主要な供給基地の一つであった。小樽中央市場の商圏は、後志から瀬棚、岩見沢、富良野、砂川方面に至る広範囲にわたり、産炭地の人たちの生活を支えていた。

小樽中央市場
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所在地小樽市稲穂3丁目11-2
アクセス【札幌から】
車:約50分(札樽自動車道経由)
JR:約1時間(函館本線)
バス:約1時間10分(高速バス)

【旭川空港から】
車:約2時間50分(道央自動車道→札樽自動車道)
JR:約3時間50分(空港リムジンバス→函館本線)
お問い合わせ小樽中央市場協同組合
電話番号 0134-22-5384

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