安平の鉄道(1)

概要

明治25年(1892年)、岩見沢と輪西(室蘭)を結ぶ北海道炭礦鉄道(後の北炭・北海道炭礦汽船)室蘭線が営業を開始。同時に追分駅が開業した。追分には機関庫が設けられ、石炭輸送の中枢として重要な役割を果たした。明治27年(1894年)には早来駅が開業。昭和50年(1975年)12月24日、追分・夕張間をSLさよなら貨物列車が運行。すべての国鉄本線から蒸気機関車が姿を消した。写真は、追分機関区の6か月点検場。

自治体 安平町
種別 炭鉱 鉄道
メディア 写真
分野 産業
年代 大正以前(~1911) 大正(1912~1925) 昭和初期(1926~1945) 昭和中期(1946~1967) 昭和後期(1968~1988) 年代不明
説明 開業当時の追分駅。当時、この地方は植苗村アビラと呼ばれていたが、本線と夕張支線の分岐点となったため追分駅と名付けられた。
資料番号 12_n_002_0001
撮影年 明治25年(1892年)  
所蔵 安平町教育委員会
説明 大正9年(1920年)に新築された追分機関庫の車庫。手押しの転車台上の機関車は9861。ドイツ・ヘンシェル社で製造され、大正8年(1919年)から室蘭本線・夕張線で稼働した。
資料番号 12_n_002_0002
撮影年 大正9年(1920年) 
所蔵 安平町
説明 建設中の追分機関庫車庫。  
資料番号 12_n_002_0003
撮影年 大正8~9年ころ(1919~1920年) 
所蔵 安平町
説明 大正9年(1920年)新築の追分機関庫車庫。奥が第1車庫、手前が第2車庫。 
資料番号 12_n_002_0004
撮影年 不明
所蔵 安平町
説明 追分駅構内。左側の建物は石炭を列車に積み込む施設で、ホッパーと呼ばれる。内部には線路が数本入っており、石炭を積んでいる貨車から空の貨車へ、天井クレーンで石炭の積み替えが行われた。
資料番号 12_n_002_0005
撮影年 昭和11年(1936年)ころ  
所蔵 安平町教育委員会
説明 追分駅構内のホッパー。機関車は昭和14年(1939年)に製造されたD51219。
資料番号 12_n_002_0006
撮影年 不明
所蔵 安平町
説明 追分駅構内。
資料番号 12_n_002_0007
撮影年 昭和11年(1936年)ころ  
所蔵 安平町教育委員会
説明 追分駅構内。
資料番号 12_n_002_0008
撮影年 昭和11年(1936年)ころ  
所蔵 安平町教育委員会
説明 昭和18年(1943年)に改築された追分駅。
資料番号 12_n_002_0009
撮影年 不明
所蔵 安平町
説明 写真説明は「D51のアスパン」。アスパンとは石炭ガラを収集するかごのことを指すが、追分では蒸気機関車の煙室扉から燃焼ガラを掃除することをアスパンと言っていたという。
資料番号 12_n_002_0010
撮影年 昭和27年(1952年)
所蔵 安平町
説明 車体をジャッキアップして動輪の摩耗を直している様子。動輪の表面には鉄素材が張られているが、走行により摩耗するため、定期的に動輪を外して鉄素材を付け替える。
資料番号 12_n_002_0011
撮影年 昭和27年(1952年)
所蔵 安平町
説明 追分機関区の6か月点検場。扇形車庫1番線の左側にあり、機関車を6か月ごとに点検・修理した。写真はベルトの旋盤作業。
資料番号 12_n_002_0012
撮影年 昭和27年(1952年)
所蔵 安平町
説明 追分駅構内。郵便物の積み替え作業。
資料番号 12_n_002_0013
撮影年 昭和27年(1952年)ころ
所蔵 安平町教育委員会
説明 昭和29年(1954年)、昭和天皇・皇后は、昭和21年(1946年)から続けた戦後全国巡幸の最後の訪問地として北海道を訪れた。追分機関区のお召列車乗務員と列車をけん引したD51277。
資料番号 12_n_002_0014
撮影年 昭和29年(1954年)
所蔵 安平町教育委員会
説明 蒸気機関車の心臓部である火室に石炭をくべる機関助士。石炭を効率よく燃焼させて最大限の動力を得るため、投げ入れる量と位置は細かく決められている。
資料番号 12_n_002_0015
撮影年 昭和40年代
所蔵 安平町
説明 機関助士。火室に石炭をくべるなど、運転をサポートする。 
資料番号 12_n_002_0016
撮影年 昭和40年代
所蔵 安平町
説明 機関士。蒸気機関車は、通常、機関士と機関助士で運転する。機関士は運転と運行に関するすべての責任者。
資料番号 12_n_002_0017
撮影年 昭和40年代
所蔵 安平町
説明 追分機関区。室蘭線開業と同時に北海道炭礦鉄道追分機関庫として設置。国有化の後、昭和11年(1936年)に札幌鉄道局追分機関区となった。
資料番号 12_n_002_0018
撮影年 昭和40年代
所蔵 安平町
説明 追分駅構内。
資料番号 12_n_002_0019
撮影年 昭和40年代前半
所蔵 安平町
説明 国鉄セキ3000形貨車。国鉄が昭和26年(1951年)から製作した30トン積の石炭車。
資料番号 12_n_002_0020
撮影年 不明
所蔵 安平町
説明 勇払原野を走る。
資料番号 12_n_002_0021
撮影年 不明
所蔵 安平町
説明 現役を終え、廃車になった蒸気機関車の解体作業。
資料番号 12_n_002_0022
撮影年 昭和40年代
所蔵 安平町
説明 追分駅構内。気温の低下や降雪で、動輪が凍ったりレールに砂をまくための管の口が雪でふさがったりするため、出発前に蒸気で溶かす作業をしている。
資料番号 12_n_002_0023
撮影年 昭和40年代
所蔵 安平町