小樽の港湾(1)
| 概要 |
明治2年(1869年)に明治政府が開拓使を設置し本府を札幌に定めると、札幌へ向かう人・物資はほぼ小樽の港を経由することになり、重要性が一気に高まった。明治15年(1882年)には幌内鉄道の小樽(手宮)－幌内間が全通、石炭の積み出しが始まるとともに、流通の集積地としてさらに発展。明治32年(1899年)、外国貿易港に指定(開港場)。明治41年(1908年)、今も役割を果たし続ける北防波堤が竣工した。 |
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| 自治体 | 小樽市 |
| 種別 | 炭鉱 港湾 鉄道 |
| メディア | 写真 |
| 分野 | 産業 労働 暮らし・行事 その他 |
| 年代 | 大正以前（～1911） 大正（1912～1925） 昭和初期（1926～1945） 年代不明 |
| 説明 | 明治時代の小樽港。入船川河口から立岩方面の海岸線。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0001 |
| 撮影年 | 明治 |
| 所蔵 | 小樽市総合博物館 |
| 説明 | 有幌方面より信香町との境にあった常燈台を望む。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0002 |
| 撮影年 | 明治5年(1872年) |
| 所蔵 | 北大附属図書館 |
| 説明 | 明治時代の小樽港。洋式帆船が航行している。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0003 |
| 撮影年 | 明治 |
| 所蔵 | 小樽市総合博物館 |
| 説明 | 弁財船(日本型帆船)。江戸～明治中期、日本海沿岸で商品を売買しながら北海道と関西方面を往来した北前船交易に多用された。本州から米や木綿などの生活物資、北海道から鰊粕(肥料)や海産物が運ばれた。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0004 |
| 撮影年 | 明治 |
| 所蔵 | 小樽市総合博物館 |
| 説明 | 手宮海岸より、明治10年(1877年)に造られた木造ふ頭遠景。次の写真と2枚組み。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0005 |
| 撮影年 | 明治13年(1880年) |
| 所蔵 | 北大附属図書館 |
| 説明 | 手宮桟橋に接岸しているのは、官営幌内鉄道用の資材を積んだアメリカの貨物船ジェラルド・C・トベイ号。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0006 |
| 撮影年 | 明治13年(1880年) |
| 所蔵 | 北大附属図書館 |
| 説明 | 水天宮から小樽港を望む。多くの貨物船、帆船、はしけが集まっている。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0007 |
| 撮影年 | 明治 |
| 所蔵 | 小樽市総合博物館 |
| 説明 | 手宮ふ頭と吹抜庫。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0008 |
| 撮影年 | 明治13年(1880年)ころ |
| 所蔵 | 北大附属図書館 |
| 説明 | 官営幌内鉄道の施設建設当初、埋め立てが進む手宮海岸。右端には、当時の船乗りたちの目印になっていた烏帽子岩、左側には手宮洞窟が開口している状況が見える。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0009 |
| 撮影年 | 明治13年(1880年)ころ |
| 所蔵 | 北大附属図書館 |
| 説明 | 中央の通りは後に「色内大通り」と呼ばれ、明治後期には目抜き通りとなっている。画面左側には舟入澗(はしけによる貨物の積み降ろし場)が見えている。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0011 |
| 撮影年 | 明治20年(1887年)ころ |
| 所蔵 | 小樽市総合博物館 |
| 説明 | 小樽港に停泊する様々な船。正面の2船は弁財船で、その左奥の2船と右側の船は洋式帆船。当時、北前船交易に多用された。左手前の小船は近海航行に用いられた川崎船。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0012 |
| 撮影年 | 明治20年代 |
| 所蔵 | 北大附属図書館 |
| 説明 | 高波を受け止める建設中の北防波堤。写真説明には「明治三十七年十一月七日堤ノ未タ全部竣工セサル時大波浪堤ノ外面ニ襲来シタル光景ナリ亦以テ堤カ如何ニ港ヲ擁護スルカヲ見ルヘシ」とある。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0013 |
| 撮影年 | 明治37年(1904年) |
| 所蔵 | 北大附属図書館 |
| 説明 | 岸壁の奥の方は整備が進められている最中。この周辺は、本来は砂浜であったが、明治20年代から埋め立てにより倉庫敷地などが作られ、海岸沿いに岸壁が造成された。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0015 |
| 撮影年 | 明治30年代以前 |
| 所蔵 | 小樽市総合博物館 |
| 説明 | 増加する石炭輸送への対応で建設された高架桟橋。明治44年(1911年)竣工。長さ289メートル、海面からの高さ19メートルの巨大な木造施設で、じょうご状の設備を使って貨車から貨物船に石炭を流し込んだ。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0017 |
| 撮影年 | 大正 |
| 所蔵 | 小樽市総合博物館 |
| 説明 | 高架桟橋と石炭積み込み中の貨物船。この構造、大きさの高架桟橋は、室蘭港にも同時に建設された。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0018 |
| 撮影年 | 大正 |
| 所蔵 | 小樽市総合博物館 |
| 説明 | 高架桟橋。年間120万トンの石炭を取り扱う能力を持っていた。桟橋は二層構造で、石炭を下ろした貨車は、中央の下り傾斜から下層の軌道を自走して駅構内に戻った。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0019 |
| 撮影年 | 大正 |
| 所蔵 | 小樽市総合博物館 |
| 説明 | 高架桟橋は昭和19年(1944年)まで稼働後、解体された。木製のための腐朽、戦争末期の空襲目標となることを避けた、など理由は諸説ある。海中に打ち込まれた基部は昭和30年(1955年)ころまで残っていた。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0020 |
| 撮影年 | 不明 |
| 所蔵 | 小樽市総合博物館 |
| 説明 | 高架桟橋は国内屈指の商港となっていた小樽港の名物であった。当時販売されていた観光絵葉書には、高い頻度で高架桟橋の写真が含まれている。 |
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| 資料番号 | 01_n_001_0021 |
| 撮影年 | 昭和 |
| 所蔵 | 小樽市総合博物館 |