室蘭の製鉄所(1)
概要 |
日露戦争後に社有鉄道を国に払い下げた資金をもとに、北海道炭礦汽船は製鉄業へ乗り出すことを決定。これは当時専務だった井上角五郎の念願でもあった。港湾、北海道で産出される豊富な石炭、噴火湾一帯の砂鉄と褐鉄鉱などの条件が揃っていた室蘭の輪西に製鉄所を建設した。明治42年(1909年)7月に輪西製鐵場の50トン溶鉱炉の火入れ式が行われ、鉄のまち室蘭が誕生した。 |
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自治体 | 室蘭市 |
種別 | 炭鉱 鉄鋼 港湾 鉄道 |
メディア | 写真 |
分野 | 産業 労働 暮らし・行事 教育・学校 |
年代 | 大正以前(~1911) 大正(1912~1925) 昭和初期(1926~1945) 昭和中期(1946~1967) 年代不明 |
説明 | 工場は溶鉱炉1基、熱風炉3基を中心にした小規模な製鐵場。当時、工場より海側に民家があった。 |
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資料番号 | 02_n_001_0001 |
撮影年 | 明治42年(1909年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 北海道炭礦汽船は、明治42年(1906年)7月18日午後に溶鉱炉の火入れ式を行った。国旗の下に見える星型のマークは北炭の社章。 |
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資料番号 | 02_n_001_0002 |
撮影年 | 明治42年(1906年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 輪西駅と製鐵場。 |
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資料番号 | 02_n_001_0003 |
撮影年 | 明治 |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 焼結鉱を製造するために新設された3基のポット式焼結炉。 |
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資料番号 | 02_n_001_0004 |
撮影年 | 大正4年(1915年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 蒸気機関車1両を購入して、構内での貨車輸送を開始。 |
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資料番号 | 02_n_001_0005 |
撮影年 | 大正6年(1917年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 鉱滓を再利用してレンガを作る工場の様子。手打ちで成型後に自然乾燥させて製品にした。 |
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資料番号 | 02_n_001_0006 |
撮影年 | 大正6年(1917年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 大正6年(1917年)第2溶鉱炉に続き、大正7年(1918年)には第3溶鉱炉を開設。 |
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資料番号 | 02_n_001_0007 |
撮影年 | 大正7年(1918年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 第一次世界大戦に伴う鉄鋼需要の増大により活況を呈す。大正6年(1917年)、三井鉱山、三井合名、北海道炭礦汽船の共同出資により新会社「北海道製鉄」となった。 |
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資料番号 | 02_n_001_0008 |
撮影年 | 大正10年(1921年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 7月12日の初出銑。鉄が炉の口から出た瞬間。第一次世界大戦後、鉄鋼需要は急激に落ち込み、建設から4年半経って第4高炉に初めて火が入った。 |
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資料番号 | 02_n_001_0009 |
撮影年 | 大正12年(1923年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 製鉄所の長屋社宅が建ち並ぶ輪西市街。 |
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資料番号 | 02_n_001_0010 |
撮影年 | 大正 |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 大正13年(1924年)に三井鉱山、北炭、日鋼3社が「輪西製鉄組合」を結成。その後、日鋼から製鉄部門を分離して昭和6年(1931年)「輪西製鉄所」として出発した。 |
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資料番号 | 02_n_001_0011 |
撮影年 | 昭和6年(1931年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 御崎の銑鉄置き場。 |
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資料番号 | 02_n_001_0012 |
撮影年 | 昭和6年(1931年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 日本製鉄株式会社輪西製鉄所。創立当時の正門。 |
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資料番号 | 02_n_001_0014 |
撮影年 | 昭和9年(1934年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 昭和12年(1937年)に新設された輪西第4コークス炉の火入れ式。 |
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資料番号 | 02_n_001_0015 |
撮影年 | 昭和12年(1937年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 私立の輪西製鉄所青年学校として開校したころの校舎。 |
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資料番号 | 02_n_001_0016 |
撮影年 | 昭和13年(1938年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 日本製鉄がMAN社製の二段串型ガス機関送風機を設置して、昭和13年(1938年)1月から運転開始。 |
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資料番号 | 02_n_001_0017 |
撮影年 | 昭和13年(1938年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 仲町に完成した第3溶鉱炉の火入れ式。火入れを祝う旗があちこちに掲げられている。 |
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資料番号 | 02_n_001_0018 |
撮影年 | 昭和16年(1941年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 5本の煙突は製鋼工場のシンボルだったという。5年近い工期を経て、昭和18年(1943年)に全工事が終了した。 |
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資料番号 | 02_n_001_0019 |
撮影年 | 昭和18年(1943年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 輪西工業学校の実習。私立の工業学校の設置が認可されて、昭和25年(1950年)4月に開校。自動車整備なども学んだ。 |
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資料番号 | 02_n_001_0020 |
撮影年 | 昭和25年(1950年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 熱風温度を自動で管理する装置が設置された仲町の第2溶鉱炉計器室。 |
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資料番号 | 02_n_001_0021 |
撮影年 | 昭和26年(1951年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 昭和12年(1937年)の日本製鉄の第3次拡充計画により誕生した中島社宅。 |
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資料番号 | 02_n_001_0022 |
撮影年 | 昭和25年(1950年) |
所蔵 | 室蘭市 |