日本製鋼所(1)

概要

明治後半、兵器の大半を英国から購入していた日本海軍は、国防上の観点から自給可能な鉄鋼工場の設置を政府に強く求めた。そこで北海道炭礦汽船、英国の兵器メーカーのアームストロング社、ピッカーズ社の共同出資により明治40年(1907年)に創立。大型の戦艦の砲身などの製造可能な大規模設備を誇った。機械を動かす電力を供給する火力発電所では、主に夕張から鉄道で運搬されてきた石炭を利用した。

自治体 室蘭市
種別 炭鉱 鉄鋼 港湾 鉄道
メディア 写真
分野 産業 労働 暮らし・行事 教育・学校 その他
年代 大正以前(~1911) 大正(1912~1925) 年代不明
説明 日本製鋼所建設工事。造成地の岩山を切り崩し、その土砂で母恋の海浜を埋め立てた。
資料番号 02_n_003_0001
撮影年 明治39年(1906年)
所蔵 室蘭市
説明 日本製鋼所建設工事。工事期間は、約2年。全国各地から1600~1700人を動員。
資料番号 02_n_003_0002
撮影年 明治39年(1906年)
所蔵 室蘭市
説明 建設中の日本製鋼所。
資料番号 02_n_003_0003
撮影年 明治 年代不明
所蔵 室蘭市
説明 日本製鋼所の建設工事。
資料番号 02_n_003_0004
撮影年 明治 年代不明
所蔵 室蘭市
説明 建設中の日本製鋼所。明治42年(1909年)には機械運転を開始した。
資料番号 02_n_003_0005
撮影年 明治40年代
所蔵 栗林商会
説明 建設中の日本製鋼所。正面にそびえるのは母恋富士。
資料番号 02_n_003_0006
撮影年 明治42年(1909年)
所蔵 栗林商会
説明 日本製鋼所の全景。
資料番号 02_n_003_0010
撮影年 明治44年(1911年)
所蔵 室蘭市
説明 創業当時の日本製鋼所。機械、焼嵌、鍛錬、鋳造など主力工場が完成。
資料番号 02_n_003_0011
撮影年 明治44年(1911年)
所蔵 室蘭市
説明 技能者養成のため練習工制度を開始。それが徒弟学校となり、その後、日鋼高等工業等へ引き継がれた。
資料番号 02_n_003_0012
撮影年 大正 年代不明
所蔵 室蘭市
説明 主な製品が並ぶ日鋼機械工場。左が戦艦の砲身。その他には鉄道や工場で使う機械の部品などを製造した。
資料番号 02_n_003_0013
撮影年 大正初期
所蔵 室蘭市
説明 御幸橋付近から見た大正6年(1917年)の日本製鋼所全景。
資料番号 02_n_003_0014
撮影年 大正6年(1917年)
所蔵 室蘭市
説明 大正6年(1917年)の日本製鋼所本事務所。
資料番号 02_n_003_0015
撮影年 大正6年(1917年)
所蔵 室蘭市