室蘭港(1)

概要

古くから天然の良港として注目されていた室蘭は、絵鞆半島に抱かれた波の静かな入江で港づくりには適していたが、波打ち際まで丘陵が迫り、湾内には人が住める平坦地がないという大きな問題があった。それを解決するため個人や企業の手によって埋め立て工事が進められた。その歴史は埋め立ての歴史でもあり、明治5年(1872年)の開港当時と比べると大きく変化していった。

自治体 室蘭市
種別 鉄鋼 港湾 鉄道 その他
メディア 写真
分野 産業 労働 暮らし・行事 その他
年代 大正以前(~1911) 大正(1912~1925) 年代不明
説明 北海道炭礦鉄道による埋め立てが進む室蘭港。
資料番号 02_n_005_0001
撮影年 明治30年(1897年)ころ
所蔵 室蘭市
説明 絵鞆半島の一角、波静かな入江トキカラモイがあった地点は現在の緑町。
資料番号 02_n_005_0002
撮影年 明治5年(1872年)
所蔵 室蘭市
説明 アイヌ民族の漁民2戸8人が住んでいたトキカラモイ。ここを起点に札幌までの陸路工事が開始された。
資料番号 02_n_005_0003
撮影年 明治5年(1872年)
所蔵 室蘭市
説明 明治5年(1872年)、開拓使による札幌本道の開削と同時に、トキカラモイに設置された木造桟橋。長さ47.2メートル、幅1.8メートル。
資料番号 02_n_005_0004
撮影年 明治5年(1872年)
所蔵 室蘭市
説明 海岸町埋立地。背後に蛇島が見える。
資料番号 02_n_005_0005
撮影年 明治27年(1894年)
所蔵 室蘭市
説明 北海道炭礦鉄道による埋め立てが進む。海上に突出しているのは中央埠頭の基部。
資料番号 02_n_005_0006
撮影年 明治27年(1894年)
所蔵 室蘭市
説明 開港時からあるトキカラモイ桟橋。その後改良が加えられ長さ約256メートル、幅約6.4メートルとなる。正面に見える2階建ての建物は蛯子旅館。
資料番号 02_n_005_0007
撮影年 明治30年(1897年)
所蔵 室蘭市
説明 海岸町の埋立地。背後に見えるのは茶津山。中央の白い建物は税関。
資料番号 02_n_005_0008
撮影年 明治34年(1901年)ころ
所蔵 栗林商会
説明 トキカラモイ桟橋の手前、有志で造った共同荷揚げ場桟橋。明治30年(1897年)仏坂下に室蘭駅が開業し海陸交通が結ばれ、港の形態が整う。
資料番号 02_n_005_0009
撮影年 明治36年(1903年)
所蔵 室蘭市
説明 明治天皇が明治14年(1881年)に北海道を巡幸。札幌通りの御宿泊所から見た港の風景。
資料番号 02_n_005_0010
撮影年 明治36年(1903年)
所蔵 栗林商会
説明 日露戦争が勃発。室蘭港からの出征が続く。
資料番号 02_n_005_0011
撮影年 明治37年(1904年)
所蔵 室蘭市
説明 桟橋を渡り船に乗り込む人々。
資料番号 02_n_005_0012
撮影年 明治38年(1905年)
所蔵 室蘭市
説明 北炭による御崎海岸の埋め立て。
資料番号 02_n_005_0013
撮影年 明治40年(1907年)
所蔵 室蘭市
説明 埋め立て前の茶津岬。
資料番号 02_n_005_0014
撮影年 明治42年(1909年)
所蔵 室蘭市
説明 森・室蘭間に定期航路が開かれ、トキカラモイは新室蘭と呼ばれにぎわう。中央の白い建物は明治6年(1873年)にホテルとして建てられた室蘭初の西洋風建築物。
資料番号 02_n_005_0015
撮影年 明治43年(1910年)
所蔵 室蘭市
説明 室蘭初の西洋風建築物となったホテルは、後に開拓使室蘭出張所となり、室蘭の役場を経て北海道炭礦汽船が本社として使用した。
資料番号 02_n_005_0016
撮影年 大正 年代不明
所蔵 室蘭市
説明 北炭本社から望むトキカラモイ。斜面に家屋が建つ。桟橋に運搬船が到着。
資料番号 02_n_005_0017
撮影年 大正 年代不明
所蔵 室蘭市
説明 室蘭駅構内と港の風景。写真上部に石炭積み出しの高架桟橋が見える。
資料番号 02_n_005_0018
撮影年 大正2年(1913年)
所蔵 栗林商会
説明 税関横の桟橋。
資料番号 02_n_005_0019
撮影年 大正6年(1917年)
所蔵 室蘭市
説明 室蘭駅と青蘭航路の連絡船の浮き桟橋付近の風景。
資料番号 02_n_005_0020
撮影年 大正10年(1921年)ころ
所蔵 栗林商会