室蘭と石炭(2)
概要 |
石炭の荷役作業の初期は人力が中心で、はしけに積み込むパイスケやカマス作業、貨物船への積み込みは沖仲仕が担当した。明治後半の入江地区の埋め立てと石炭積み出しの高架桟橋の設置工事により、設備の機械化が飛躍的に進んだ。仏坂トンネル出口から石炭運搬列車専用の軌道が、海上高架桟橋や地上式高架桟橋へとつながっていった。 |
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自治体 | 室蘭市 |
種別 | 炭鉱 鉄鋼 港湾 鉄道 |
メディア | 写真 |
分野 | 産業 労働 暮らし・行事 その他 |
年代 | 昭和初期(1926~1945) 昭和中期(1946~1967) 昭和後期(1968~1988) 年代不明 |
説明 | 2つの丸いトンネルのような設備で貨車を回転させ石炭を落下させる。写真左側の特殊な貨車を使用。 |
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資料番号 | 02_n_009_0001 |
撮影年 | 昭和10年(1935年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 回転するカーダンパー。 |
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資料番号 | 02_n_009_0002 |
撮影年 | 昭和11年(1936年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 300トンをこえる船には沖仲士と呼ばれる港湾労働者たちが石炭を積み込んだ。積み込み方法は、カマス積み、ハシケ積み、パイスケ積みなどがあった。 |
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資料番号 | 02_n_009_0003 |
撮影年 | 昭和17年(1942年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 北荷埠頭の石炭車用高架軌道。中央が石炭車専用の高架橋。 |
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資料番号 | 02_n_009_0004 |
撮影年 | 昭和27年(1952年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 中央埠頭と野積みの石炭。 |
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資料番号 | 02_n_009_0005 |
撮影年 | 昭和27年(1952年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 入江国鉄埠頭。現在この場所には入江運動公園がある。 |
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資料番号 | 02_n_009_0006 |
撮影年 | 昭和27年(1952年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 石炭輸送船と埠頭。 |
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資料番号 | 02_n_009_0007 |
撮影年 | 昭和27年(1952年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | ガンガンたたき。石炭は冬季になると水分が凍りついて貨車から落ち取り出しづらく、ツルハシやスコップで「ガンガン」と貨車の側面をたたいて落とした。 |
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資料番号 | 02_n_009_0008 |
撮影年 | 昭和 年代不明 |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 高架桟橋でのガンガンたたき。夜中まで続いたガンガンたたきは室蘭の冬の風物詩ともなっており、この音を懐かしむ声も多い。 |
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資料番号 | 02_n_009_0009 |
撮影年 | 昭和30年(1955年)ころ |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | ガンガンたたき。 |
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資料番号 | 02_n_009_0010 |
撮影年 | 昭和 年代不明 |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 石炭高架桟橋。ベルトコンベヤーとクレーン。 |
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資料番号 | 02_n_009_0011 |
撮影年 | 昭和 年代不明 |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 石炭積み出し。 |
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資料番号 | 02_n_009_0012 |
撮影年 | 昭和 年代不明 |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 国鉄埠頭のトランスポーター。 |
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資料番号 | 02_n_009_0013 |
撮影年 | 昭和 年代不明 |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | セキ(石炭専用貨車)から石炭を下ろす。 |
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資料番号 | 02_n_009_0015 |
撮影年 | 昭和 年代不明 |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 御崎火力発電所。 |
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資料番号 | 02_n_009_0016 |
撮影年 | 昭和30年(1955年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 茶津山から望む国鉄埠頭の3号陸上桟橋。先端に見えるのは、設備拡張に伴って昭和31年(1956年)に完成した島式埠頭。 |
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資料番号 | 02_n_009_0017 |
撮影年 | 昭和31年(1956年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 西1号埠頭に山積みされた石炭。隣では西2号埠頭の建設が進む。 |
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資料番号 | 02_n_009_0018 |
撮影年 | 昭和33年(1958年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 大型機械を使った西1号埠頭での石炭積み出し作業。 |
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資料番号 | 02_n_009_0019 |
撮影年 | 昭和33年(1958年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 石炭を積む貨車で埋まった室蘭駅構内。 |
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資料番号 | 02_n_009_0020 |
撮影年 | 昭和33年(1958年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | ベルトコンベヤーによる石炭積み込みの様子。北炭が大正15年(1926年)に設置した。 |
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資料番号 | 02_n_009_0021 |
撮影年 | 昭和30年代 |
所蔵 | 栗林商会 |
説明 | 中央に見えるのは石炭貨車のための陸上高架桟橋。この下に山積みになった石炭は、港湾荷役機械によって24時間体制で積み込みされた。 |
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資料番号 | 02_n_009_0022 |
撮影年 | 昭和 年代不明 |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 民間専用の北荷埠頭で稼働する荷役機械。 |
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資料番号 | 02_n_009_0023 |
撮影年 | 昭和 年代不明 |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 国鉄埠頭の石炭ヤードとトランスポーター。 |
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資料番号 | 02_n_009_0024 |
撮影年 | 昭和40年(1965年) |
所蔵 | 室蘭市 |
説明 | 国鉄埠頭における石炭積出最終便。翌年、国鉄は室蘭港での石炭の取り扱いを中止した。 |
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資料番号 | 02_n_009_0025 |
撮影年 | 昭和44年(1969年) |
所蔵 | 室蘭市 |