小樽の鉄道(2)

概要

旧国鉄手宮線(南小樽-手宮)は、官営幌内鉄道の一部。官営幌内鉄道は、明治13年(1880年)1月、小樽の第3若竹トンネルから着工。アメリカから招かれたクロフォードが技師長のチームは、驚異的な速さで工事を進め、同年11月に札幌まで部分開通した。幌内までの全線開通は明治15年(1882年)。着工に先立ち、手宮には鉄道施設が設けられ、その後、鉄道輸送を支える拠点として大きな役割を果たした。

自治体 小樽市
種別 港湾 鉄道
メディア 写真
分野 産業 労働 暮らし・行事 その他
年代 大正(1912~1925) 昭和初期(1926~1945) 昭和中期(1946~1967)
説明 中央小樽駅。明治44年(1911年)に2代目駅舎として開業。正面玄関の左に電話ボックスが見える。中央小樽駅と呼ばれていたのは、明治38年(1905年)12月から大正9年(1920年)7月まで。
資料番号 01_n_005_0003
撮影年 大正
所蔵 小樽市総合博物館
説明 右下の建物が大正元年(1912年)に開業した旅客専用の手宮駅。昭和18年(1943年)に旅客輸送が休止となり、この駅も廃止された。
資料番号 01_n_005_0007
撮影年 昭和
所蔵 小樽市総合博物館
説明 昭和9年(1934年)12月に竣工した小樽駅。駅舎としては3代目。北海道の駅舎では初めての鉄骨鉄筋コンクリート造で、現存の駅舎としては希少。  
資料番号 01_n_005_0009
撮影年 昭和初期
所蔵 小樽市総合博物館
説明 昭和31年(1956年)に一般公開された義経号。義経号は大阪府の梅鉢鐵工所に譲渡され改造を加えて運用されたが、昭和27年(1952年)に鉄道80周年を記念して元の姿に復元された。
資料番号 01_n_005_0013
撮影年 昭和31年(1956年)
所蔵 小樽市総合博物館 安達コレクション
説明 復元されたしづか号。しづか号は、大正6年(1917年)から日本製鋼所室蘭工場で使われ、昭和27年(1952年)の国鉄返却後に原形に復元。後に手宮駅構内に国鉄が設置した「北海道鉄道記念館」で展示された。
資料番号 01_n_005_0014
撮影年 昭和戦後
所蔵 小樽市総合博物館
説明 小樽駅の地下道。ミツウマは大正8年(1919年)創業のゴム長靴メーカー。ニッカウヰスキー(前身は大日本果汁株式会社)は、昭和9年(1934年)余市蒸溜所を創業。昭和15年(1940年)にウイスキー販売を始めた。
資料番号 01_n_005_0015
撮影年 昭和戦後
所蔵 小樽市総合博物館
説明 手宮駅構内の貨車転車台。手宮駅、浜小樽駅は会社専用線などの引き込み線が多数存在し、貨車専用の小型転車台が数基作られていた。貨車では操車が難しく、馬が貨車の入換や運搬に活躍した。
資料番号 01_n_005_0016
撮影年 昭和戦後
所蔵 小樽市総合博物館
説明 昭和33年(1958年)、札樽間で待望のディーゼルカー運行が始まる。
資料番号 01_n_005_0018
撮影年 昭和33年(1958年)
所蔵 小樽市総合博物館 安達コレクション
説明 小樽を経由する初めての特急「北海」の運行が始まる。特急「北海」は旭川と函館を結んだ。小樽駅で催された出発式の模様。
資料番号 01_n_005_0019
撮影年 昭和42年(1967年)
所蔵 小樽市